デイサービスの入浴介助はこれでマスター!コツと注意点とは

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デイサービスの入浴介助はこれでマスター!コツと注意点とは

はじめに

デイサービスで行われている入浴介助は、多くの利用者様がデイサービスで楽しみにしているものの一つです。
入浴介助は介助する側の負担が特に大きいので、利用者様のご家族様からも好評なサービスなのです。
しかし入浴介助は、介護のプロである介護職員であっても、少しの油断が事故を引き起こす可能性が高い介助とされています。

そこで今回はデイサービスの入浴介助のポイントと、注意すべき点について見ていきましょう。
入浴介助にまだ慣れない介護職員は、ぜひよく確認して下さい。

デイサービスでの入浴の役割

デイサービスの入浴は、利用者様にとって大きな楽しみになるものの一つです。
さらに介護職員にとっても、利用者様の様子をしっかり把握することができる重要な介助なのです。
まずはそのデイザービスの入浴介助の役割を、詳しく取り上げていきましょう。

利用者様の大きな楽しみ

利用者様の中には、病気の症状や病気の後遺症で、体を自由に動かせない方がいます。
そのような利用者様は、浴槽で溺れてしまったり浴室で転倒したりする危険性があるので、一人での入浴に不安があるのです。

デイサービスの入浴介助は、プロの介護職員がサポートするので、そのような利用者様も安心してお風呂に入ることができます。
そのためデイサービスの入浴介助は、一人での入浴に不安を感じる利用者様にとって、大きな楽しみになるのです。
入浴介助が楽しみで、デイサービスに通っている利用者様もたくさんいます。
そのためデイサービスの中で入浴介助は、欠かせない介助サービスとなっているのです。

利用者様の身体の異常に気付くきっかけ

デイサービスの介護職員は、限られたサービス提供時間の中で、多くの業務をこなさなくてはならないので、1人1人の利用者様と向き合う機会がなかなか持てないでしょう。
しかし入浴介助中は、入浴中の利用者様に注意が集中するので、自然とコミュニケーションが取れるのです。

さらに入浴介助は利用者様の皮膚に異常が無いか、確認できる貴重な機会でもあります。
特に小さな褥瘡や皮膚疾患などは、本人が自覚していないと見逃されがちです。
症状が重篤化しないうちに、そういった疾患を見つけるためにも、入浴介助は大切な介助といえます。

デイサービスの入浴で気を付けること~環境編~

入浴介助は、常に転倒やヒートショックなどの、さまざまな危険がつきまとうものです。
そのため介助を行う介護職員は、安全に利用者様が入浴できる環境を整える必要があります。
そこで以下では、入浴介助の環境作りにおける注意点を確認していきましょう。

転倒のリスクを減らす

足の力が弱っている利用者様にとって、滑りやすい浴室は、特に転倒する危険性が高い場所です。そのため事前に滑り止め防止用のマットを敷いて、転倒を防ぎましょう。

また手すりやリフトなども、入浴中の転倒を防止するためによく使われます。
いざという時に浴室のリフトや手すりがきちんと使えるように、普段から点検をしっかり行いましょう。
さらに入浴介助中は、動作や体制が変わるタイミングで利用者様に声掛けすることも、入浴中の安全確保のために大切です。

脱衣所と浴室の温度に注意

入浴介助中の事故の中で多いものが、脱衣所と浴室の温度に差がありすぎることで起こるヒートショックです。
脱衣所と浴室の温度差が激しいと、利用者様の血圧が急激に上がり、脳梗塞や心筋梗塞などが起こりやすくなります。
そのため脱衣所と浴室の温度差の調整も、安全に入浴介助を行うために重要です。

冬はヒーターなどで脱衣所を温め、夏は浴室の窓を開けて、温度が上がりすぎないようにしましょう。
さらに入浴介助中は必ず換気をして、介護職員の熱中症や脱水症なども防ぐことも大切です。


デイサービスの入浴で気を付けること~テクニック編~

デイサービスの入浴介助を安全に行うには、介護職員のテクニックや的確な判断力も重要になります。
入浴介助を行う介護職員に求められるテクニックや、判断力も具体的に取り上げていきましょう。

無理に入浴させない

利用者様が入浴を頑なに拒む場合は、無理に入浴を勧めず、入浴介助を中止する判断を下しましょう。
入浴できないと衛生的に問題がある場合は、清拭や足浴を行います。
また入浴前には必ず血圧や体温を測り、利用者様の健康状態が入浴できる状態が確認することも大切です。

利用者様の体調に不安がある場合も、入浴を中止しましょう。
血圧や体温の測定で異常な数値が出た場合は、医師や看護師などに相談することも重要です。

できるところは自分で洗ってもらう

入浴介助では、利用者様が洗える部分は利用者様に任せることも重要なことです。
入浴介助中に介護職員は、つい利用者様に手助けしたくなるでしょう。
しかし体の機能を衰えさせないために、利用者様が自力でできることは、利用者様に行ってもらうほうが良いのです。
自力でできることがあるということは、利用者様に自信を取り戻させ、気分を前向きにさせます。
そのため多少時間がかかっても、利用者様ができることは任せるようにしましょう。

おわりに

たくさんの利用者様が、デイサービスの入浴介助を楽しみにしています。
そのため介護職員は、より安全に入浴介助を行う必要があるのです。

入浴介助の前には必ず念入りな確認や準備を行い、介助中は利用者様の安全を第一に考えて行動しましょう。
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