介護職員初任者研修のテスト内容とは? 難易度・合格のコツを解説

  1. トップページ > 
  2. 特集コンテンツ > 
  3. 介護業界 > 
  4. 介護職員初任者研修のテスト内容とは? 難易度・合格のコツを解説

介護職員初任者研修のテスト内容とは? 難易度・合格のコツを解説

はじめに

介護業界で、キャリアアップの最初のステップとされている介護職員初任者研修。
介護の現場で役立つ実践的な身体介助について学べるうえに、特に受験資格が無いので、人気の高い資格です。

今回はそんな介護職員初任者研修のテスト内容やその難易度、合格のコツについて、詳しく見ていきたいと思います。

介護職員初任者研修のテストは難しい?

気軽にチャレンジできる介護職員初任者研修は、受験者数が特に多い介護系の資格です。
初めて介護系の資格に挑戦する方にとっては、そのテスト内容や難易度が特に気になるでしょう。
そこでまずは介護職員初任者研修のテストの難易度や、その内容について解説します。

比較的難易度は低い

介護職員初任者研修は、合計130時間の講習を受けた後に、テストを受けて合格することで取得できます。
介護職員初任者研修のテストは、講習の内容を確認することを目的にしているものです。
しかも実技試験は無く、ほとんどが選択式で、7割以上の得点が合格ラインとなっています。
そのため講習をきちんと受けていれば、合格できるようなテスト内容になっているのです。

国家資格である介護福祉士の試験は出題範囲も広く、経験者向けの試験内容なので介護職員初任者研修よりも難易度は上がります。
また合格ラインに満たない受験者を落とす目的で実施されます。
しかし介護職員初任者研修のテストは、受験者の知識を確認するために実施される試験なのです。

テスト問題の出題範囲

介護職員初任者研修のテスト問題は、スクールや通信講座で受講したカリキュラムの中から出題されます。
テストで主に出題されるのは、実践的な身体介護の基礎知識と、介護が必要な方への生活支援に関する問題です。
その他には介護保険制度に関する知識や、「老化」に対する理解を問う問題なども出題されます。
また介護職員初任者研修は、元々ホームヘルパー2級という資格でした。

しかし今の介護職員初任者研修の講習には、ホームヘルパー2級の講習には入っていない医療系の科目が追加されています。
そのためテストでも医療分野の中から、特に認知症や障害への理解に関する問題が出題されるのです。

介護職員初任者研修のテストに合格するには?

介護職員初任者研修の終了試験に合格するには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
以下ではそれらのポイントについて、詳しく確認していきましょう。

試験前:講義をしっかり聞く

介護職員初任者研修のテストに合格するために、最も大切なことは講座をしっかり受講することです。
基本的なことですが、テスト問題は講習内容から出題されるので、集中して講習を受けることが重要になります。
講師が講義中によく説明していた箇所は、特にテストに出やすいので、そのような箇所は念入りにメモして、自宅で復習するようにしましょう。

試験前:ノートやレポートを見直す

テスト直前には、講義中に取ったノートを見直して、今までの講義内容を確認することをおすすめします。
講座の受講中にレポート提出を求められることもありますが、そのレポートの内容から問題が出題されることもあるのです。
そのため受講中に提出したレポートの内容も、必ず見直すようにしましょう。

試験当日:時間配分に注意して解答欄を全て埋める

介護職員初任者研修の試験時間は、1時間と定められています。
そのため試験中は簡単な問題から解き、時間切れにならないようにしましょう。

また確実に得点を伸ばすためには、答案用紙の空欄をなるべく減らすことが大切です。
難しい問題は後回しにして、全ての問題に目を通し、できるだけ全ての解答欄を埋めるようにしましょう。

テストよりも受講が大変?

介護職員初任者研修の取得では、テストよりも合計130時間の講座を受講する方が大変という声が多くあります。
現在では実際にスクールに通わなくても、講座を受講できる通信講座スクールもあります。
しかし講座内容には実習も含まれているので、通信講座であっても、一部の講座は実際にスクールに通って受けなくてはいけないのです。
そんな介護職員初任者研修の講座受講の大変さについても、詳しく見ていきましょう。

基本的に講座には全て出席しなくてはいけない

介護職員初任者研修の終了試験を受けるには、合計130時間の講座全てに出席していなくてはいけません。
しかもその中には、実践的な技術を学ぶ実習や演習も含まれているのです。
そのため仕事をしている方や小さな子供を持つ親にとっては、講座の受講が大きな身体的負担になるでしょう。
やむを得ない理由で出席できない講義がある場合は、休んだ講義を後から受講することもできます。
しかしその分、修了試験日が遅れてしまうことがあるので、注意が必要です。

課題も必ず提出しなくてはいけない

介護職員初任者研修の講座の受講中には、レポート提出が課されることもあります。
修了試験を受けるためには、そのレポートもきちんと提出しなくてはいけません。
仕事や家事、育児に追われながら講座を受講している人にとっては、レポート提出も大変な負担でしょう。

しかしレポートの内容は、特に試験に出題される可能性が高いとされています。
そのためレポートを求められたら、その日の内にレポートを作成して、課題が溜まってしまわないようにしましょう。

おわりに

介護職員初任者研修のテストは、難しいものではありません。
しかし確実にテストに合格するためには、準備を怠らないことが大切です。
特に講義をしっかり受講しつつ、自宅学習もしっかり行うという基本的なことが、重要になります。
介護職員初任者研修のテスト合格を目指している方は、ぜひ今回取り上げた内容を参考に、テスト対策をしてみて下さい。
無事に資格を取得した後は、ぜひ介護関連の求人を豊富に扱っている求人サイト、キャリアカルテを利用して、福祉サービスの仕事に挑戦してみて下さい。


キャリアカルテへの転職相談はこちらから!