デイサービスのおやつを用意しよう! おすすめのおやつレクもご紹介

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デイサービスのおやつを用意しよう! おすすめのおやつレクもご紹介

はじめに

多くのデイサービスでは、利用者様のためにおやつを用意しています。
しかしデイサービスの利用者様は、1人1人健康状態が異なるため、おやつ選びも慎重に行わなくてはならないのです。

また介護に関連するレクリエーションと言えば、一般的には簡単な工作や体操などを行うレクリエーションをイメージする方が多いでしょう。
しかしデイサービスや老人ホームなどの介護施設では、利用者様を飽きさせないために、さまざまなレクリエーションを行っているのです

その中には、おやつを協力して作るおやつレクも含まれています。
今回はデイサービスのおやつや、おやつレクについて詳しく確認していきましょう。

デイサービスのおやつはどんなものがいい?

デイサービスのおやつ選びに、迷ってしまうという介護職員も多いでしょう。
そこでデイサービスのおやつ選びにおけるポイントを、具体的に取り上げたいと思います。
デイサービスのおやつ選びに戸惑っている介護職員は、ぜひ参考にして下さい。

季節や行事を意識しよう

デイサービスでは利用者様に季節を感じてもらうために、クリスマスや節分などのイベントを大切にしています。
イベント毎に恵方巻やクリスマスケーキなどの、特別な行事食を提供している施設も多いのです。
そのためデイサービスのおやつ選びでも、ぜひ季節や行事を意識してみましょう。

例えば夏は涼しさを感じる水ようかんや寒天ゼリー、春には梅を使ったのし梅や梅シロップなどのお菓子がおすすめです。
利用者様の誕生日会がある場合は、ケーキをおやつにしてもよいでしょう。

噛みやすさや飲み込みやすさを考慮することも忘れずに

デイサービスの利用者様の中には、咀嚼する力や飲み込む力が弱っている方もいます。
飲み込みにくかったり噛みづらかったりする食べ物が、誤嚥を引き起こす危険性も高いのです。
そのため噛みやすく飲み込みやすいお菓子を、おやつに選ぶようにしましょう。
特にパンやあんこは、水分量が少ないので、注意が必要です。

摂取制限やアレルギーはしっかり確認

利用者様の中には摂取できる糖分や塩分に、制限がある方もいます。
さらにアレルギーのある利用者様もいるので、おやつ選びでは利用者様の健康状態を把握しておくことも重要なのです。
摂取できる糖分や塩分に上限がある方や、アレルギーがある方には、別のおやつを提供しましょう。

例えばグレープフルーツは、利用者様の服用している薬の効果を強めたり、副作用を引き起こしたりする可能性が高いのです。
そのためグレープフルーツが使用されているお菓子や飲み物は、避けるようにしましょう。

おすすめのおやつ調達法

デイサービスのおやつは、どのように購入したらよいのか、分からず困っている介護職員もいるでしょう。
無駄な経費を抑えるために、賢くおやつを購入することは大切です。
そこで以下では、介護施設のおやつの購入方法について、詳しく見ていきましょう。

効率的にまとめ買いしよう

おやつはほぼ毎日食べるものなので、スムーズにおやつを提供するには、効率的に購入することが重要です。
例えばおやつを食べる利用者様の人数を事前にしっかり確認し、1週間に1回まとめ買いすると効率的におやつを準備できるでしょう。

しかし一度にあまりにも大量におやつを購入してしまうと、消費期限や賞味期限に消費が間に合わないこともあります。
そのため一度に買うおやつは、1週間分くらいを上限にするとよいでしょう。

ネット通販やおやつ配送サービスの利用

介護職員は利用者様の介護業務に追われて、おやつを購入する時間も十分にないという時もあるでしょう。
そのような時は、注文すれば介護施設まで配達してもられるネット通販の利用をおすすめします。
アマゾンや楽天などの有名ネット通販サイトでは、通常よりも安くおやつが購入できることもあるのです。

また月々の料金を支払えば、介護施設用のおやつを定期的に配送してくれるサービスもあります。
少々費用はかかりますが、このようなサービスを利用することで、おやつ購入にかかる労力や時間を省くことができるでしょう。
おやつ配送サービス「たびスル」では、利用者様の食事制限にも対応しています。
安心して利用できるおやつ配送サービスを探している介護職員は、ぜひ利用してみて下さい。

おやつレクをやってみよう

多くのデイサービスでは、一般的な体操や工作などの介護レクの他に、おやつレクも行われています。
おやつレクとは具体的にどんなメリットがあり、どんなことに気を付ければいいのでしょうか。具体例とともにご紹介します。

おやつレクのメリット

おやつレクとは、利用者様や介護職員が協力して、おやつ作りを楽しむというレクリエーションです。
おやつや料理を作るときは、自然と行為の結果を予測しながら手を動かすので、おやつレクをすることで利用者様の脳は活性化するのです。

さらにおやつレクでは自分たちで作ったものを皆で食べる、という一体感や達成感も生まれますし、利用者様や介護職員との絆も強くなり、利用者様の精神にもよい影響が期待できます。

おやつレクを行う上での注意点

おやつレクでは調理器具を扱うので、利用者様の安全をしっかり確保することが重要になります。包丁など刃物を使う必要があるときは、介護職員が代わりに行いましょう。
あらかじめ除菌スプレーや使い捨てのキッチンペーパーなどを準備しておき、衛生面に常に注意することも大切です。
また利用者様全員が参加できるように、簡単なレシピでおやつレクを企画するようにしましょう。

おすすめおやつレク「たこ焼き器でまんまるトースト」

紹介ご紹介するのはたこ焼き器を使ったおやつレクです。
細かく切った食パンを卵液に浸けたものを生地、リンゴをタコに見立てて、タコ焼きのように焼いて作るこのお菓子は、大人数で楽しみながら作ることができます。

まず材料として食パンと卵、牛乳と砂糖、リンゴとはちみつ、レモン汁を準備します。
時間配分を考えて介護職員は事前に、食パンを切って卵液に浸けたり、具材のリンゴを細かく切ったりする工程を終わらせておきましょう。
危険で時間のかかる作業を終わらせておくことで、利用者様はスムーズにおやつレクに参加できます。

またタコ焼き用のホットプレートでパンを焼く際は、利用者様が火傷をする可能性があるので、介護職員は特に注意深く見守りましょう。
さらに食べる時も熱いまま口に入れることで、利用者様が火傷をする危険性があります。
そのため利用者様が完成したお菓子を食べる時も、「少し冷ましてから食べてくださいね」と声掛けをするなどして、注意を怠らないようにしましょう。

おわりに

おやつはデイサービスでも、多くの利用者様にとって、大きな楽しみになっています。
デイサービスに来る動機付けのためにも利用者様に喜んでもらえるようなおやつ選びが重要です。
介護職員は利用者様の健康状態をよく把握して、利用者様がおやつを楽しめるように、メニューを考えたり、おやつレクを企画したりするようにしましょう。