介護福祉士に学歴は関係ある?給与に影響する?
はじめに
介護福祉士に興味がある方の中には、介護福祉士になるために必要な学歴や資格はあるのか、気になるという方も多いでしょう。
さらに介護福祉士になった後の給与に、どれだけ学歴が影響するのか、気になるという方も多いと思います。
今回は気になる介護福祉士と学歴の関係について、詳しく見ていきましょう。
学歴がなくても介護福祉士になれる?
まずは介護福祉士になるには学歴や資格が必要なのかどうか、確認していきましょう。
介護福祉士として働きたい方に、おすすめの資格も紹介します。
介護福祉士に興味がある方は、ぜひしっかり把握しておきましょう。
介護福祉士になるために必要な学歴は特に無い
介護福祉士は国家資格です。
介護福祉士になるためには、基本的に介護福祉士国家試験に合格しなくてはいけません。
介護福祉士国家試験の受験資格は、3年以上の実務経験があることと、実務者研修を修了することと設定されています。
つまり学歴が無くても、受験資格を満たしていれば試験を受けることはできるのです。
介護福祉士養成施設でカリキュラムを修了すれば、介護福祉士国家試験を受けなくても、介護福祉士の資格が与えられますが、介護福祉士養成施設に入るには、高校卒業の学歴が必要になります。
さらに平成34年度以降は、介護福祉士養成施設を卒業した方も、試験をパスしなければ介護福祉士の資格が与えられないので注意して下さい。
介護福祉士を目指す方におすすめの介護職員初任者研修
介護福祉士国家試験を受けるには、特に必要な学歴はありません。
しかし介護施設での業務は精神力と体力が両方必要になるものですし、施設によって夜勤があることもあります。
そのような厳しい介護業界で、しっかり介護福祉士としてキャリアを積んでいけるか不安という方もいるでしょう。
そんな不安の解消に役に立つ資格が、介護職員初任者研修という資格です。
介護職員初任者研修とは、身体介護の基礎知識や技術を学ぶことができる資格で、介護の初心者向けの資格とされています。
初任者研修の受験資格に学歴や年齢の設定は無く、通信講座や夜間講座など多種類の講座が開かれているのです。
そのため介護職員初任者研修は、仕事をしながらでも目指すことができる資格として、人気を呼んでいます。
介護福祉士の主な仕事は、利用者様の身体介護です。
そのため身体介護について詳しく学べる初任者研修は、自分が介護福祉士として働いていくイメージを掴むことにも役立つでしょう。
学歴は介護福祉士の給与に影響する?
介護福祉士国家試験を受けるためには、学歴は必要無いとしても、給与には多少影響があるのでは、と思っている方もいるでしょう。
そこで介護福祉士の給与と学歴の関係について、確認していきたいと思います。
介護福祉士として働いていく上で、給与は重要なものですから、しっかり給与についても把握しておきましょう。
法人によって初任給が学歴ごとに異なることもある
学歴が給与にどれだけ影響するかということは、介護施設や介護事業所を運営する法人によって異なります。
高卒者と大卒者で初めから給与に差がある場合もあれば、学歴に関わらず介護職員は全員同じ給与からスタートするという場合もあるのです。
そのため勤務する介護施設を探す時は、どのような基準で給与が決められているか、しっかり確認しておきましょう。
応募の段階で学歴制限があることも
応募する段階で介護施設側が、学歴制限を設定していることもあります。
高卒以上、大卒以上といった制限がある場合は、介護福祉士の資格があっても採用される確率は低いでしょう。
そのため求人に応募する前に、学歴制限が無いかしっかり確認することが大切です。
しかし最近では介護福祉士が不足しているという問題もあるので、学歴制限がある求人は少ないとされています。
おわりに
介護福祉士は実際の介護業務を担う介護の専門家であり、介護施設では欠かせない存在です。
そのため介護福祉士の資格取得においては、学歴よりも実務経験の方が重要視されます。
しかし介護施設を運営する法人によって、学歴が給与の差に直接関係することがあるので、職場選びは慎重に行いましょう。]
また介護福祉士に転職して給与を上げていきたい方には、キャリアカルテがおすすめです。
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