身だしなみにも気をつけて!ケアマネージャーの服装について

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身だしなみにも気をつけて!ケアマネージャーの服装について

はじめに

ケアマネージャー(介護支援専門員)は、居宅介護支援事業者や介護サービス事業者などに所属していることが多いとされています。
利用者様の介護度に合った生活支援と利用者様を繋ぐ役のケアマネージャーは、特に服装に気を遣う必要があるのです。
そこで今回はケアマネージャーにふさわしい服装について見ていきましょう。

ケアマーネジャーにふさわしい服装とは?

ケアマネージャーは、介護施設や介護事業所などで働く介護職員のように、制服がある訳ではないので、自分で服装を決めなくてはいけません。

さらにケアマネージャーの主な業務は、介護認定を受けた利用者様と相談して、今後の生活支援や介護支援のプランを立てる事なので、不信感を持たれない服装を心がける必要があります。
そこでまずはケアマネージャーの服装選びにおける、ポイントについて見ていきましょう。

利用者様やそのご家族様の視点に立つこと
ケアマーネージャーの業務では、利用者様の居宅に訪問し、利用者様やそのご家族様と話し合う場面が、多くあります。
そのため服装選びでは、利用者様やそのご家族様がどう感じるかということを、強く意識しましょう。
特に利用者様・ご家族様と、初めて会う日には、失礼のない服装かどうかしっかり確認することをおすすめします。

最初の印象は、のちのちの関係にも大きく影響するものなので、最初の印象をできる限り良くするためにも、最初の利用者様宅への訪問時の服装には、特に注意しましょう。

フォーマル過ぎずカジュアル過ぎず

利用者様との距離が近いケアマネージャーには、礼儀を重んじる態度が求められます。
しかし利用者様に失礼が無いようにと、常にきっちりとしたスーツを着る必要はありません。
ケアマネージャーには、介護サービスを利用者様に届けるために、他の介護事業者や看護師などとも相談し合って、仕事を進めることもあります。
そのためには、さまざまな場所に出向けるフットワークの軽さも大切なので、あまり動きにくい服装は適していません。
またきっちりしたスーツには、堅苦しさも感じられます。

利用者様やそのご家族様に圧迫感を与えないためにも、フォーマル過ぎない服装を心がけましょう。
実際にケアマネージャーには、カジュアルな服装にジャケットや襟付きのシャツを足して、フォーマルすぎない服装をしている人が多いようです。

気を付けたいポイント(男性編)

男性のケアマネージャーの中には、どのような服装にしたらよいのか分からず、困っている方も多いでしょう。
ずっとファッションへの興味が薄かったので、自分が選ぶ服装に自信が無く、悩んでいる男性ケアマネージャーも多いと思われます。
そこで以下では、男性のケアマネージャーの服装の注意点について見ていきましょう。

清潔感と信頼感が最も大切

男性の場合はTシャツやジーパンなど、カジュアルすぎる服装は、利用者様やそのご家族様に不信感を持たせてしまうので、避けましょう。
男性ケアマネージャーが服装を選ぶ時は、清潔感と信頼感を意識することが大切です。

夏場にはポロシャツや、半そでのワイシャツなどの、襟付きでほどよくカジュアルな服装をおすすすめします。
また冬にはシャツにセーターを合わせたり、シャツにカーディガンを羽織ったりすると、ほどよいフォーマルさを演出できるでしょう。

清潔感を出すために髭や髪形にも注意を

ケアマネージャーは利用者様とそのご家族様と、直接会って今後の介護生活に欠かせない介護サービスの内容や介護保険に関する手続きを説明します。
そのためケアマネージャーの外見から、利用者様やそのご家族様が不安を感じてしまうと、ケアマネージャーに大切な説得力が無くなってしまうのです。

そのようなことを防ぐためにも、男性ケアマネージャーは、髪形や髭にも注意しましょう。
例えば無精髭や、長い髪の毛や派手な色の髪は、適していません。
なるべく髪は黒で短髪にし、髭は剃りましょう。
どうしても髭を生やしたい場合は、きちんと整えて、無精髭に見えないようにします。

靴や靴下にも気を遣おう

訪問時に靴や靴下は、意外と見られているものです。
ボロボロの靴下や汚れた靴には、利用者様やそのご家族に不信感や不快感を与えてしまいます。
そのため、利用者様の居宅に訪問することが多いケアマネージャーは、靴や靴下にも気を付ける必要があるのです。

利用者様宅への訪問前には必ず、靴下や靴が汚れてボロボロでないか、デザインがカジュアルすぎないか、確認しましょう。
靴や靴下は普段から意識していないと、見過ごしやすいものなので、普段から意識しておくことをおすすめします。

気を付けたいポイント(女性編)

女性のファッションは男性よりも幅が広いので、服装選びに迷っている女性ケアマネージャーも多いでしょう。
しかしきちんと注意点を把握していれば、女性ケアマネージャーに適した服装選びも、そんなに難しいものではありません。
そこで女性ケアマネージャーの服装におけるいくつの注意点について、確認しましょう。

露出は抑えて

丈が短すぎるスカートや、胸元が大きく空いている服は、信頼感を失わせてしまうので、避けましょう。
丈が長めだから大丈夫と思っても、座ったときに丈が短くなってしまうこともあるので、スカートの丈には、特に注意が必要です。
女性ケアマネージャーの中には、動きやすさを重視して、ズボンを着用している人も多いとされています。

女性も清潔感がある髪形を

女性ケアマネージャーも男性ケアマネージャー同様に、清潔感のある髪形を意識する必要があります。
前髪は目や顔を隠さない程度の長さにするか、顔に落ちてこないように抑えるようにしましょう。
また髪が長い場合は必ず1つにまとめて、清潔感を出すことをおすすめします。
髪を染めたい場合は、あまり明るすぎない色に留め、根本が伸びすぎる前に染め直すようにしましょう。

ストッキングや靴などにも注意を

訪問時には素足は絶対に避けて、ストッキングや靴下を履くようにしましょう。
また靴のお手入れやストッキングの状態の確認は怠ってはいけません。
訪問前には必ずストッキングの伝線や靴下の穴などが無いか、確認するようにしましょう。
靴の汚れは見過ごしてしまうことが多いので、靴の汚れに気付いたらすぐにふき取る習慣を付けておくことをおすすめします。

また訪問宅で手間取らないためにも、ロングブーツなど着脱に時間がかかるものは避け、着脱しやすい靴を選ぶようにしましょう。

おわりに

さまざまな立場の人と関わり合うことで、円滑に進むケアマネージャーの業務では、信頼感を与える服装が、重要になります。

特に深く関わる利用者様やそのご家族様と、信頼関係をより早く築くためには、服装の第一印象が大切なのです。
しかし注意点をきちんと把握していれば、ケアマネージャーに適した服装選びは難しくはありません。
ファッションに自信が無いというケアマネージャーも、ぜひ服装自分の服装を見直してみてはいかがでしょうか?