デイサービスとデイケアは何が違う？

介護の仕事の中で、「デイケア」という施設 を聞いたことはあるでしょうか。
デイサービスとは名前も似ていて、違いがわかりにくいこともあるかもしれません。
実際は業務内容や利用者様の利用目的など異なる部分がいくつかあります。
今回はデイケアとデイサービスの違いについて説明していきます。

デイサービスは「通所介護」と呼ばれているのに対し、デイケアは「通所リハビリ」と呼ばれています。
自宅から施設まで送迎したり、日中を施設内で過ごしてもらうスケジュール的な部分はさほど違いはありません。

デイサービスでは利用者様に入浴やレクリエーション、食事を楽しんでもらい、介護職はその企画とサポートにあたります。
デイケアでも入浴や食事の提供はありますが、それが主な目的ではなくリハビリや個別プログラムに沿った運動による社会復帰と入院防止が目的です。
そのためデイサービスには介護職と看護職が業務にあたりますが、デイケアではそれに加えて機能訓練指導員というリハビリ職が働いています。

デイケアでは介護、看護、リハビリと多職種が連携して仕事を進めています。
他の施設形態よりも医療やリハビリの業務を目にすることが多いので、医療・リハビリ関係の知識を身に着けやすい職場だと言えるでしょう。

気になる給与事情ですが、日勤のみの勤務になるので、夜勤手当のつく入所サービスと比べてやや低い傾向にあります。
ただ医療法人が経営している事業所が多いので、月収はそこまで見込めなくても賞与が高かったり、福利厚生が充実している場合があります。

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どんな人がデイケアに向いているのでしょうか。


・医療関係者との連携が苦にならない人
・送迎などの運転業務も前向きに対応できる人
・リハビリを兼ねたプログラムの補助をしっかりとおこなえる人


デイサービスと比べると、医療やリハビリが中心の職場となり、介護業務のほかに 送迎の運転を任されることもあります。

上記で述べたようにデイサービスとデイケアでは業務内容や利用者様への接し方も変わってくるので、その違いを知っておいた上で志望動機を作成するようにしましょう。

（例）「利用者様に日中楽しく過ごしていただくだけでなく、リハビリによってその方の生活の維持・向上ができるデイケアに非常に興味を持っています。リハビリにも興味があり、業務を通してその知識をもっと深めたいとも思っています」

デイケアはデイサービスとよく似ているように言われることもあるかもしれませんが、利用者様の目的や仕事内容など異なる点があったのはお分かりいただけましたでしょうか。

転職の際にもそういった違いをよく理解しておくと内定率も上がるのではないでしょうか。
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