カテゴリー別で見る最新介護業界ランキング

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カテゴリー別で見る最新介護業界ランキング

はじめに

介護業界で仕事をしている方、またこれらの仕事をしたいと考えている方にとって、業界全体の動向は気になるところです。
ランキングと言っても様々で、働く側と入居する側とでは気にする部分も変わってきます。
今回は様々な側面から見た介護業界の実情をランキング形式でご紹介していきたいと思います。

1. 施設数でみる介護業界ランキング

施設数の多さ=企業の大きさとも言えるでしょう。
大規模でネームバリューのある法人は各地に点在する施設そのものが宣伝になります。
大手法人で勤めてみたい、大手法人なら安心して親を預けられると考える人も少なくありません。
高齢者新聞が発表した「高齢者住宅・施設運営居室数ランキング」をご紹介します。

第1位 損保ジャパン日本興亜損ホールディングス(約450棟 約2万6,500室)
2015年に旧ワタミの介護、旧メッセージを買収し、一気に業界大手に飛躍しました。
入所施設・通所施設に加え訪問サービスなど包括的に介護サービスを展開しています。
買収後はより職員研修とキャリアアップ制度に力を入れ、社員の成長を後押ししています。

第2位 ベネッセスタイルケア(約290棟 約1万5,900室)
こどもちゃれんじや進研ゼミなど教育事業が母体の法人です。
低価格のリーズナブルな施設から高級ホームまで1都3県をメインに幅広く展開し、駅から近い施設が多いのが特徴です。
元々社員教育や福利厚生に力を入れていましたが、近年は人材確保のために給与の見直しを行い、業界の中でも高水準の給与を維持しています。

第3位 ニチイ学館 (約410棟 約1万3,300室)
創業は1968年と介護業界の中では老舗と言える法人です。
入所から通所、訪問サービスと包括的に介護サービスを展開しており、人材確保のために早くから初任者研修など資格取得講座を開設して卒業生へニチイ系列への就職案内を行っていました。
最近では中国で現地法人を買収するなど海外展開も目覚ましい法人です。

2. 満足度で見る介護業界ランキング

施設を利用する側としては飲食店やホテルを口コミで選ぶように、現利用者(家族)からの評価や口コミが気になるところですよね。
みんなの介護が発表している成約率や医療連携の体制、職員の退職率など総合的に評価したランキングをご紹介します。

第1位 プラテシア芝浦アイランド
オリックスリビングが運営している港区にある有料老人ホームです。
ホテルのような高級感のある造りになっており、施設と呼んでいいのかと迷うほどです。
共用部にはジムやエステサロン、シアタールームなど余暇を十分に楽しめる設備が整っています。

介護職員も要介護者2.0人に対して1人と手厚い介護体制になっています。
その分入居金や月額利用料は高いので、介護職員の視点からすると接遇や言葉遣いなど入居者の方から多くのことを求められるかもしれません。

第2位 ゆうらいふ世田谷
三井住友海上火災保険が運営している世田谷区にある有料老人ホームです。
京王線芦花公園駅近郊の高級住宅街の中にあり、開設から10年以上経っていますが外観内観ともにきれいに保たれています。

介護職員は要介護者1.5人に対して1人とかなり手厚い介護体制になっています。
働く側としても一人で見る人数が少ないので、接遇には気を付けなければなりませんが、人員体制的には働きやすい環境と言えます。

第3位 ゆうらいふ横浜
2位のゆうらいふの系列施設です。
こちらも住宅街が近いブルーライン仲町台駅に立地しています。

世田谷の施設と同様の介護体制はもちろんのこと、看護職員が24時間常駐しているので、喀痰吸引など夜間医療措置が必要な方も安心して入居することができるでしょう。
介護職員としても夜勤時に看護師さんがいるのはありがたいですよね。

3. 平均年収で見る介護業界ランキング

介護業界で働く上でどうしても気になるのは「お金・お給料」の話ではないでしょうか。
「低賃金」と言われることの多いこの業界ですが、最近は職員の賃金見直しをする企業も増えてきています。
今回ランキングに挙がっている法人も待遇見直しをしたところが多数あります。

第1位 ベネッセHD(平均年収 約930万円)
ベネッセHDが圧倒的に高い結果になっていますが、ベネッセHDは介護事業がメインではなく他事業を含めてのものなので、実際は2位・3位に近い金額になるでしょう。
介護部門であるベネッセスタイルケアでは近年介護職員の待遇改善を行い、一般職員でも年収400万を超えて医療・福祉分野の平均給与額389万円(平均給与実態統計調査(平成28年度版)国税庁)を上回っています。

第2位 シップヘルスケア(平均年収 約690万円)
シップヘルスケアの事業も幅広く、有料老人ホームやグループホームの経営に加え、医療機器の販売や不動産事業など多岐に渡ります。
そのためベネッセHDと同じように他事業を含めた金額になります。
「グリーンライフ」や「シーハーツ」といった有料老人ホームを運営しており、こちらでも福利厚生に力を入れるなど待遇改善に力をいれています。

第3位 セコム (平均年収 約599万円)
セコムは警備事業を軸に、「アライブケアホーム」という高級志向の有料老人ホームを経営しています。キャリアパスが確立されているのが特徴で、役職が上がるにしたがって給与も比例します。
リーダー職であれば経験によっては年収400万円も見込めるでしょう。

上記3法人はいずれも大手施設であり、平均して年収500~600万円程度がおおよその目安になるでしょう。

おわりに

今回は3つの視点から介護業界を解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
就職する側としても利用する側としても大手企業はそのネームバリューから安心感は大きいかもしれません。

しかし今回のランキングには載っていなくともそれぞれの特徴を生かした素敵な施設は沢山あります。人によって惹かれる特徴は様々ですので、転職の際も利用の際も自分にあった施設が見つけられるといいですね。
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