まずはここから！介護施設でのボランティアのすすめ

「介護業界で働くってどんな感じ？」「自分はそもそも介護の仕事に向いているのか」と介護の仕事や施設に興味はあるものの、何から始めてみればいいのか分からないという方は多いのではないでしょうか？そんな方におススメしたいのが、「介護施設でのボランティア」です。実際にボランティアではどんな事をするのか、また、どのように探せば良いのかご紹介したいと思います。

そもそも介護施設でのボランティアは何をするのでしょうか。

一番多いのはレクリエーションを中心に趣味活動やリハビリ、介護予防を促す健康づくりのための講師やサポートボランティアの募集です。
例えば、習字の講師やピアノなどの楽器演奏、介護予防体操などのインストラクターなど、一見介護とは関係ないと思えるような趣味や資格を生かすことができます。
特にピアノや歌などの音楽演奏は昔の歌謡曲が聞けると利用者さんからも人気が高いですし、習字や陶芸などの創作活動は経験のある講師の指導が必要になるので需要が高いです。
資格や特技は特にないという方でも、将棋や囲碁の相手といった趣味活動のサポートボランティアも募集されています。
自分では特別と思っていない趣味も活かせるかもしれませんよ。

また人手が必要になる夏祭りなどの季節に合わせたお祭りやイベントのスタッフを募集している所は多いようです。
こういったイベントですと利用者だけでなく、利用者家族や地域の方とも交流ができますね。

レクリエーションだけでなく、もっと利用者さんに直接関わる業務を希望するのであれば、利用者さんの話し相手や介護補助ボランティアに参加してみると良いでしょう。
配膳や洗濯、ベッドメイキングの補助などより実際の介護業務に近い業務を体験でき、また働いている介護職員の様子を近くで見ることができます。
施設内の様子や、利用者さんの様子、スタッフ間の雰囲気などを客観的に見て理解する点で役立つボランティアになることでしょう。

最近はホームページを持っている介護施設も多く、ホームページ上でボランティアを募集しているところも増えてきました。
まずはホームページや張り紙をチェックし、電話やメールで連絡してみるのがスムーズでしょう。
また、お住まいの地域の社会福祉協議会のホームページにもボランティアに関する情報が載せられています。

他にも、市政便りなどの地域のお便りを見ると、市役所や公民館等で行われる高齢者対象のイベントのボランティア募集が掲載されている事もあります。
ボランティア未経験の方でも、参加できるものは多いので積極的に応募してみましょう。

介護施設への理解が深められ、施設の職員さんからも感謝されることの多いボランティア活動ですが、気を付けなければいけない点もあります。

① 体調管理をする
自分ではただの風邪だと思っていても、高齢者がかかると重症化する恐れもあり、感染症の場合ですとパンデミック（集団感染）の恐れがあります。
体調不良を感じたら、無理せず休むようにしましょう。

② 個人情報は漏らさないようにしましょう
活動先で見聞きした職員や利用者さんの個人情報は他人に漏らさないようにしましょう。

③ 認知症について理解しましょう
施設には認知症の方もいらっしゃいます。
その言動に戸惑うこともあるかもしれませんが、急かしたり怒ったりせず、その方の人格を尊重する接し方を心掛けましょう。

介護の仕事に興味はあるけど、まだ始めるかどうか迷っているならまずは介護施設でのボランティアからのスタートをおすすします。
自分の趣味や特技を生かせるものも多く、介護現場や職員の方の様子を間近で見られるいい機会です。本格的に転職を考える際には福祉系の人材総合サービス「キャリアカルテ」を利用してみてはいかがでしょうか？
経験豊富なコンサルタントが施設情報を事前にリサーチし、職場見学も事前にできるので入職前の不安を取り除くことができますよ。