一番の悩み?介護現場で人間関係を円滑にするには?
はじめに
みなさんは職場での人間関係に悩んだことはありませんか?どんな仕事・職場でも人間関係の問題は少なからずあるかと思います。介護士、看護師、生活相談員、ケアマネージャーなど様々な職種が同じ空間で働き、人との関りが深い職場だからこそ、介護現場では人間関係が悩みの一つとなっているようです。人間関係の不和は離職の理由の一つにもなっており、人間関係の改善が離職率の改善とも言えるでしょう。
今回は介護現場で働く上で避けては通れない、人間関係の問題を円滑に進めるためのポイントをいくつかご紹介したいと思います。
1. 基本の挨拶を大事にする
「挨拶をしましょう」と子供の頃、親や先生に言われたことが一度はあると思います。
挨拶はコミュニケーションの基本です。
職場に着いたら「おはようございます」、退勤の時は「お疲れ様でした。お先に失礼します」、何かをしてもらったら「ありがとうございます」。
苦手な人に声を掛けるのは勇気がいるかもしれませんが、挨拶をされて気分を悪くする人はいませんよね。
今まであまり話をしてこなかった人に挨拶をすると会話のきっかけが生まれ、打ち解けるチャンスもできるかもしれません。
特に転職したばかりだと知らない人が多く、余計に緊張しがちですが、逆に職場での人間関係を円満にスタートさせるチャンスです。
周りの人への挨拶を続けていると、自然と周囲から「きちんと挨拶ができる人」「礼儀正しい人」と好評価を得られるはずです。
2. 相手の話をよく聞く
介護の現場では介護職だけでなく、生活相談員、看護師、ケアマネージャーなど様々な職種の人が働いており、年齢や過去の職歴、生活などのバックグラウンドも様々です。
それぞれの人が異なった意見を持っているので、時には介護の仕方や運営方針などで衝突することもあるかもしれません。
自分と対立する意見にはつい心を閉ざしがちですが、そんな時こそ相手の話によく耳を傾けるようにしましょう。
人は話を聞いてもらえていると感じると心を開きやすくなり、話し合いもスムーズに進むようになります。
特に後輩や部下を抱えているリーダーや管理職の方はすぐに後輩や部下の意見を否定するのではなく、まずは一度話を聞いて受け入れる姿勢を見せてみましょう。
お互いに信頼関係が生まれ、仕事も頼みやすくなります。
3. 感情のコントロールをする
仕事に行く前に家族と喧嘩したり、好きなアイドルが結婚してしまったりと生きていれば楽しいことだけでなく、苛立つこと、悲しいことも山ほど起こります。
しかしそんなマイナスの気持ちを職場に持ち込んでしまうと職場の人だけでなく、利用者さんにも悪い影響を与えてしまいます。
イライラしていると普段丁寧にできている仕事も雑になりがちですし、落ち込んでいる人にはなかなか仕事やヘルプも頼みにくいですよね。
仕事中にふいに思い出して気分が落ち込んでしまうこともあるかもしれませんが、「介護(接客)のプロ」として気持ちを切り替えて笑顔でいたいものです。