介護業界で男性は活躍できる?男性介護士ならでは強み・将来性とは

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介護業界で男性は活躍できる?男性介護士ならでは強み・将来性とは

はじめに

圧倒的に女性に比率が高い介護業界では、活躍できるのか不安という男性介護士も多いでしょう。
しかし男性介護士にしかない強みもあるので、男性にとって介護業界は将来性の無い業界ではありません。
そこで今回は男性介護士にある強みと、将来性について取り上げていきたいと思います。

男性介護士の実情とは

介護職員には一般的に女性が多いというイメージがあります。
介護施設や介護関連の事業所で活躍している男性介護士は、今現在どれだけ存在しているのでしょうか?
まずその男性介護士の実情について見ていきましょう。

正規介護職員の3割は男性

厚生労働省が発表した 「介護労働の現状」によると、正規介護職員の3割は男性が占めています。
現場にいる介護職員10人中3人は男性という割合です。
思っていたよりも多い、と感じた方もいるのではないでしょうか。

さらに正規訪問介護員の約2割も男性が占めているのです。
今現在も介護職員全体における、女性が占める割合は大きいですが、一定数の男性介護職員も活躍していることは確かと言えるでしょう。

主に若手男性が活躍

現在活躍している男性介護職員の約5割は、20~30代の男性です。
しかし40~50代の男性も、全体の約3割を占めています。
つまり現在幅広い年齢層の男性介護士が、介護業界で活躍しているのです。

給与の安さや休暇の少なさという問題を抱えている介護業界には、離職者の多いというイメージを抱いている人は多いでしょう。
しかし男性介護士の実情を見てみると、男性にとって介護業界は、長期間活躍できる可能性がある業界と言えるのです。

男性介護士が活躍できる理由

女性が多い介護業界で、男性介護士が活躍できるのはなぜなのでしょうか?
以下では男性介護士が介護業界で活躍できる理由について、詳しく紹介していきましょう。
男性介護士にしかない強みも取り上げていくので、介護士を目指している男性の方は特に注目してみて下さい。

力仕事で活躍できる

介護現場の仕事内容には、利用者様の介助作業や荷物の運搬などの、力仕事が多いのです。
しかし女性介護職員が半数以上を占める介護の現場では、その力仕事で腰や腕を痛めてしまう女性介護職員が多いとされています。
腕や腰の負傷が原因で、離職者が増加しているという問題もあるのです。
そのため女性よりも力がある男性には、介護現場で活躍できる場面がたくさんあると言えます。
男性介護職員は力仕事を率先して行うことで、介護現場で頼りにされる存在になることができるでしょう。

同性介助で活躍できる

介護現場では利用者様本人やご家族様からの要望で、排泄や入浴介助の際に利用者様と同性の介護職員が指名されることがあります。
そのため男性の利用者様が、男性の介護職員による介助を希望することもあるのです。
男性利用者様の中には、同性の介護職員にしか本心を打ち明けられないという方もいます。
つまり男性介護士は同性介助の時にこそ、男性であることを存分に生かして大活躍できるのです。

男性介護士の将来性とは

男性介護士の将来性が気になるという男性は多いでしょう。
介護職はきついという面だけが強調されがちですが、将来性のある仕事なのです。
そこで以下では男性介護士の将来性について、詳しく取り上げていきましょう。

長期的に働ける業界

高齢社会の現代日本では、介護職はニーズが高く、医師や看護師などの医療職のようになくならない安定した職業とされています。
さらに団塊の世代の人々が、後期高齢者となる時期を迎えた後には、さらに介護の需要は増えていくでしょう。
介護の需要が増えるに従って、男性介護士が必要になる場面も今以上に増えていくことが予想されます。
そのため介護士は男性にとって、長期的に安心して働くことができる、安定した職と言えるでしょう。

キャリアアップで収入アップも十分見込める

男性介護士の将来性において、最も気になる点は収入だと思われます。
年齢を重ねていくとだんだん体力的に夜勤が困難になりますし、家族が増えればそれだけ収入も増やさなくてはなりません。

介護業界では現場で活躍する介護職員から、サービス提供責任者や現場の管理者などにキャリアアップすることができます。
向上心を持ってキャリアを積み、資格も取得していけば、収入を上げていくことは十分可能なのです。

現場で活躍する男性介護士にも、職場によっては年収400万という高待遇で雇われている方は数多く存在しています。
そのため介護職だからというだけで、収入アップが見込めないということはないのです。

おわりに

今も男性介護士より女性介護士が圧倒的に多いですが、介護の現場には男性だからこそ活躍できる場面が多いことも確かでしょう。
さらに介護業界では年齢や家族構成を考慮した、キャリアアップも可能なのです。
そのため男性にとって、介護業界は自分の意欲次第で、長期的にしっかり働くことができる業界と言えるでしょう。

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