働きながら介護職員初任者研修は取得できる?取得までの流れをご紹介
はじめに
これから介護という仕事に就きたいと思ったとき、介護の基本を学ぶという意味で多くの方が取り組むのが介護初任者研修です。
しかし働きながら資格取得をと考えた時に介、介護の勉強と仕事が両立できるのかと心配になるかもしれません。
働きながら介護職員初任者研修を取得することはできるのでしょうか?
今回は働きながら介護職員初任者研修を取得する方法・コツを紹介します。
働きながら介護職員初任者研修は取得できるのか
働きながら介護職員初任者研修の取得を目指す場合、多くの人が不安に感じてしまうことは、 仕事との両立、そして自分のこれまでの生活の中で無理なく受講できるか です。
両者共に、仕事とプライベートの時間との調整が必要になるので、大変そう に感じてしまいます。
しかし、逆に考えると自分の生活リズムにあった時間で勉強時間を確保できるスクールや講座が見つかれば、介護職員初任者研修の資格取得を目指すことができるといえます。
現在、介護職員初任研修の取得方法は様々ありますので、働きながら介護職員初任者研修の取得はできる方法はきっと見つかるはずです。
働きながら介護職員初任者研修は取得できる
介護職員初任者研修の取得方法には、主にスクールに通って講義や実習を受ける通学コース、自宅で添削指導を受けながら修了をめざす通信コースがあります。
通学コースは、平日仕事で通うことができない方にとっては便利な、土日コースや夜間コースなどがあります。
それでも、なかなか通うことが難しい方は通信コースを選択するケースが多いようです。自分のスケジュールに合ったコースを選べば、介護職員初任者研修を取得することは可能です。
「通信+通学」スタイルがおすすめ
働きながら、無理なく介護職員初任者研修の取得を目指す方法して、「通信+通学」のスタイルがおすすめです。
その理由は、通信講座で学習を進めていっても、国によって定められているカリキュラムには身体を使って学ぶ実践的な研修内容が含まれているからです。
そのため、通信講座においても一定期間通学することが必要になります。
一般的に、介護職員初任者研修の講座には通学講座と通信講座があるとされますが、実際には通信講座は「通信と通学の併用制講座」ということです。通学講座は「完全通学制」を意味します。
通信講座は、通学講座よりも通学する期間が短く済むので、仕事や家事をしながら、まとまった時間が取りにくい人でも無理なく通うことができます。
働きながら介護職員初任者研修を取得するコツ
介護職員初任者研修では130時間の研修を受講する必要がありますが、そのうち最大40.5時間を通信形式(自宅学習)で受講することができます。
通信講座の場合、自宅学習(添削課題)と2週間程度の通学(スクーリング)を終了後、試験に合格することで修了することができます。
この場合、結論的に最短1カ月でも取得が可能ということになります。
介護職員初任者研修のカリキュラムを押さえ、働きながら介護職員初任者研修を取得できるコツをみていきましょう。
無理のないスケジュールを立てる
介護職員初任者研修の取得を目指し、受講を開始してもスケジュール的に無理が生じてしまい、途中で受講を断念してしまっては元も子もありません。
仕事と受講が両立できる無理のないスケジュールを組み立てるようにしましょう。
そのためには、職場や自宅の近くのスクールを選ぶなど、生活導線を意識したスクールの場所選びなどが重要になります。
スケジュールがきつすぎると、ストレスや疲労から身体面だけではなく精神的に参ってしまうこともあります。
普段の仕事と生活に中に、期間限定であれ介護職員初任者研修という時間を組み入れることになります。
いつもよりも心身ともに疲れることは覚悟しなくてはいけませんが、そのような中でも少しでも余裕を持ったスケジュールを立て、乗り切れるかどうか がポイントになります。
スケジュール変更できるスクールを選ぶ
職場や自宅の近くの通いやすいスクールが見つかったとしても、働きながら学ぶということは急なスケジュールに変更が発生する場合もあります。
そのような時に、授業の振替や補講 などで対応してくれるスクールを選ぶようにしましょう。
ただし、料金が発生することもあるので、事前に確認するようにしましょう。
働きながら介護職員初任者研修を取得しやすい職場とは
働きながら介護職員初任者研修を取得しやすい職場とはどんな職場でしょうか。
仕事を続けながら受講することになるという視点、またその他の視点からも考えていきましょう。
デイサービスなど働く時間が決まっている職場
働きながら介護後職員初任者研修を受講していくためには、スケジュールを立てることができるかが一番のポイントになります。
勤務時間や休みが固定されている職場であれば、長期的にスケジュールが立てやすい上に、受講日の変更や振替や補講が必要な時も調整しやすいでしょう。
福祉分野の職場を例にあげると、デイサービスなどは働く時間帯が決まっている上に、休みも固定されているので、働きながら学ぶ方にとっては都合が良いでしょう。
入所施設でも、パートや派遣など勤務時間に融通が利く雇用形態であればスケジュールが立てやすくなります。
資格取得支援制度がある職場
資格取得支援制度がある職場は、働いている職員のスキルアップや資格取得に前向きであると考えられます。
そのため、資格取得のための通学中はシフトの融通をきかせてくれることが考えられます。また、資格取得にかかる費用を補助してくれる場合もあります。
介護職員初任者研修に係る費用はスクールや講座によって立地場所や会場にかかるる費用などの諸事情から、3万円前後から十数万円と幅があります。
いずれにしても、職場からの補助があるとありがたいですね。
おわりに
働きながら介護職員初任者研修を取得するのは簡単なことではありません。
しかし、これから介護の仕事をしていきたいと考えている方にとっては、介護の基礎的な技術や理念を学ぶ上で大きな意義のある研修です。
また、就職活動の際に有利になる点や将来的に介護福祉士などの上位資格の取得を考えると欠かせない資格でもあります。
働きながら、自分で無理のない範囲で通うことができるように工夫して、転職やキャリアップを目指しましょう。