介護の有効求人倍率は?介護職に挑戦するなら今!

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介護の有効求人倍率は?介護職に挑戦するなら今!

はじめに

超高齢化社会の今、介護の分野にも注目が集まっています。
介護の仕事に興味を持ったものの、不安に思うのが「働き口はあるのだろうか」「採用されるかどうか」ですよね。
「働いてみたいけど競争率が高いのでは?」と思うこともあるかもしれません。
実際のところどうなのでしょうか?
今回は介護業界の有効求人倍率について詳しくみていきましょう。

1. 介護の有効求人倍率 は?

そもそも有効求人倍率とは何なのでしょうか?

『求人倍率(きゅうじんばいりつ)とは、経済指標のひとつ。求職者(仕事を探している人)1人あたり何件の求人があるかを示すもので、受験でいう競争率を逆数にした数値ともいえる。』(Wikipedia 「有効求人倍率」

有効求人倍率が高いということは、企業が労働者を求めており、市場に活気があるということが考えられます。
では、労働市場全体と介護業界の有効求人倍率を比べてみましょう。

有効求人倍率全体平均では1.22倍、介護関係では平均3.15倍と介護業界でいかに人材が求められているのかが分かります。
地域よって差はありますが、いずれの県でも介護関係が全体平均を上回っており、全国的に介護職が求められているようです。
(参考元:厚生労働省 介護人材確保対策

2. 離職率は?

介護職がいかに求められていることが分かりましたが、「離職率が高い」と求職者から敬遠されることもあります。実際介護関係の離職率はどうなのでしょうか?

離職率(介護と他職種を比較)
平成19年度の離職率は介護職員が21.6%、産業計では15.4%と確かに他業界と比べると離職率が高いことがわかります。
しかし、平成27年度では介護職員が16.5%、産業計では15%と1.5%しか差がなくなっており、以前に比べると介護職員の離職率の割合が減少 しています。
(参考元:厚生労働省 介護人材確保対策

「介護職は他職種と比べても離職率が高い」と言われがちですが、実際に統計を比較してみると他職種とあまり差がないことがわかります。
介護職員処遇改善加算など介護職員に対する待遇の改善や、同業他社の参入による市場の活性化が要因かもしれません。

離職の理由とは
離職の理由で最も多いのは、「業務に関連する心身の不調(腰痛を含む)」となっています。
移乗介助や認知症の方の対応など介護現場での業務は職員の心身にかかる負担が大きく、それが離職の原因の一端になっているようです。
介護職の離職率の改善にはそうした介護職員の心身のケアも必要になってくるのではないでしょうか。

3. 人材確保に向けた国の取り組み

介護職員の不足を補うため、国では様々な制度を設けて人材確保の取り組みをおこなっています。

外国人実習生
この制度は開発途上国等の外国人を日本で一定期間(最長5年間)受け入れるものであり、平成29年では約25万人の外国人が日本で働いています。
主な職種は製造業ですが、介護分野も最近受け入れが可能になりました。

実習生は一定のレベル(日常会話)の日本語取得が就業の条件となっていますが、介護業務や日本文化・習慣の細かい部分については現場での指導が必要です。
そのためまだまだ実習生を受け入れる施設は少なく、人材確保対策としては弱い状況です。

介護職員に関する処遇改善加算
国ではこれまで数回に分けて介護職員に対して処遇改善をおこなっています。
平成27年までにおよそ43,000円相当の 平均給与のアップを見込む改善がおこなわれています。
さらに平成29年にはニッポン一億総活躍プラン等で10,000円の追加 を実施していますが、日本の平均年収422万円に対して介護職の平均年収は322万円とまだまだ差は大きく開いています。
人材確保を進めるためにはまだまだ待遇改善策を講じる必要がありそうです。

ハローワークなど公的機関による資格取得支援
ハローワークも介護関連の資格を取得するための支援をおこなっています。
毎月一定の給付金を受け取りながら資格を取得できる「求職者支援制度」などがあります。
失業者の再雇用に向けて介護の資格を取得できるよう促すことにより、人材不足を補うことにもつながることが期待できます。

おわりに

介護の仕事はいわゆる3K(「キツイ」「汚い」「危険」)のようなマイナスのイメージもあれば、「ありがとうをもらえるやりがいのある仕事」とプラスのイメージもあります。
一見ハードルが高く見える仕事ですが、求人倍率を見るとチャレンジできる機会は大いにあるといえる業界です。
今後待遇の改善も見込める業界ですので、興味のある方は一度「キャリアカルテ」で就職相談をしてみてはいかがでしょうか?
経験のない方も業界に精通したキャリアコーディネーターが条件に合ったお仕事を紹介してくれますよ。
介護業界の面接対策や履歴書添削など、内定獲得に向けてしっかりサポートしてくれるのでおすすめですよ!


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