自分も健康に?おすすめ介護予防体操
はじめに
高齢社会である日本において、「介護予防」=高齢者がいかに介護を受ける状態にならず、自立した生活を送れる状態であり続けるか、ということが課題になっています。そこで注目されているのが「介護予防体操」です。介護施設では利用者さんの健康に配慮した介護予防体操を行い、残存能力や健康状態の維持に役立てています。この介護予防体操は高齢者だけでなく、日々身体を動かしている職員の健康やストレス解消にも繋がります。そんな高齢者にも職員にも有効な介護予防体操のおすすめのものを動画と共にご紹介したいと思います!
1. ごぼう体操
ごぼう体操とは「ごぼう先生」こと全国で介護予防体操の実演をしている簗瀬 寛さんが実施している体操です。
特別な動きはなく、座ったままでできる動きがほとんどです。
口腔体操や指の体操など嚥下障害や認知症予防の動きがバランスよく取り入れられています。
「できることが目的ではなく、動かそうとすることが大事」なので、動画のごぼう先生のようにユーモアを交えて明るく声をかけながら身体を動かしてみましょう。
2. サザエさんde体操
誰もが一度は耳にしたことのある国民的アニメ「サザエさん」のオープニングテーマに合わせて身体を動かします。
手や足をバランスよく動かすので全体の筋力維持に繋がります。
利用者の方の状態に合わせて腕だけ、足だけを音楽に合わせて動かすだけでも体力の維持だけでなく、「音楽に合わせる」という行動が脳への刺激になります。
皆さんで歌いながら身体を動かしてみても楽しいですね。
3. パタカラ体操
「パ」「タ」「カ」「ラ」の4文字を発音する口腔体操です。
口と舌全体を使いますので、嚥下機能の維持・向上や唾液の分泌促進公開による歯周病の改善など高齢者への効果だけでなく、二重顎やしわの防止など女性にうれしい美容の効果も期待できます。
最初は「パ」「タ」「カ」「ラ」と1文字ずつ発音するところから始まり、最後は応用編として「パタカラ」で替え歌を歌います。
どんな歌を歌いたいのか、あらかじめ利用者さんからリクエストを募ってみてもいいかもしれませんね。
おわりに
介護予防体操は、それぞれの体力や身体機能、残存能力などによって、出来ることや方法が異なります。
無理をしすぎない程度で楽しんで行いましょう。
介護予防体操を通して、利用者さんだけでなく、自分たち介護スタッフもストレス解消、腰痛やヘルニアといった職業病の予防にもなります。
仕事をしながら賢く健康になりましょう!