やっぱり食事が大事!おすすめ介護食レシピ

  1. トップページ > 
  2. 特集コンテンツ > 
  3. お役立ち情報 > 
  4. やっぱり食事が大事!おすすめ介護食レシピ

やっぱり食事が大事!おすすめ介護食レシピ

はじめに

食事は小さな子供からお年寄りまで多くの人がが楽しみにしているものの一つです。
しか高齢になると、噛む力や飲み込む力=嚥下(えんげ)機能が衰えがちです。
そうなってしまうと食が細くなり、自然と体力も落ちてしまいます。
また食べる意欲がわかなくなってしまうと、楽しみや日々の生活に対するやる気といった精神面にも影響を与えかねません。
人間どんな人にも必要不可欠な「食事」を通して、感情面でも体力面でも力をつけてもらうために、味だけでなく食欲をそそる見た目も大切にした、おすすめの介護食をご紹介したいと思います。

1. たんぱく質もしっかり摂取♪ ふわふわ豆腐ハンバーグ

■材料
 豆腐(木綿) 1丁
 はんぺん 1枚
 玉ねぎ 半分
 卵 1個
 片栗粉 大さじ2
 液体白だし 少々
 生姜 少々 ※おろしたもの。なければチューブでもOK
 めんつゆ 少々

■作り方
① クッキングペーパーなどで木綿豆腐の水をよく切っておく
② 玉ねぎをみじん切りにする
③ 水を切った豆腐と、玉ねぎ、はんぺんをよく混ぜてから調味料を加える
④ 食べやすい大きさに形を整える
⑤ 油を敷いて熱したフライパンで両面がきつね色になるまで焼く

生地が豆腐とはんぺんなので、歯の弱い方や噛む力が弱くなってしまった方も食べることができます。
玉ねぎを切る以外は包丁を使わないので、グループホームなどでは具材を混ぜるなど利用者さんにお手伝いもしてもらいやすいレシピです。
汁物に入れても美味しいので、つみれ汁にしてもいいですね。
とろみをつければトロミ食の方にも召し上がっていただけます。

2. ホクホクで身体も温まる★冬野菜の中華風煮物

■材料
 かぶ 2~3個
 人参 1本
 小松菜 1/4束
 厚揚げ 1個
 中華調味料 小さじ2
 水 500cc
 片栗粉 適量

■作り方
① 野菜と厚揚げを食べやすい大きさに切る。小松菜は根元の土をよく洗い流しておく。
② 鍋に水と調味料、かぶと人参を入れて火にかける
③ 沸騰してきたら小松菜と厚揚げを加えて柔らかくなるまで煮る
④ 水溶き片栗粉を加えてとろみをつける

野菜は旬のものを使うと季節感が出ますね。
冬なら上記以外にも大根や里芋を使ってもいいかもしれません。
根菜類は水から、葉物野菜はお湯から煮るようにしましょう。
柔らかさは利用者さんの状態を見て変え、必要であればきざみにしたり、ミキサーにかけるようにしましょう。

3. カルシウムたっぷり☆牛乳で作るヨーグルトプリン

■材料
 粉ゼラチン 5g
 お湯(80℃以上) 50cc
 オリゴ糖 大さじ4
 レモン汁 大さじ4
 牛乳 300cc

■作り方
① お湯に粉ゼラチンを入れてよく混ぜ、粉っぽさがなくなるまで溶かす。
② ①にオリゴ糖、レモン汁を加えて混ぜる。
③ ②に牛乳を加えて混ぜる。
④ カップなど器に等分に入れ、冷蔵庫で冷やし固める。

オリゴ糖には整腸作用があるので、便秘や軟便解消にもなります。
ミキサーにかければ流動食の方も召し上がることができますね。
レモン汁の代わりにイチゴをすりつぶしたものを入れると彩りもあざやかなイチゴ牛乳ゼリーになります。
ジャムやカルピスを混ぜたりすればまた違った味わいになったりとアレンジの効くレシピなので、覚えておいて損はないですよ!

おわりに

今回は3つのレシピをご紹介しましたが、インターネットのレシピサイトで「介護食」と検索するとこれ以外にも様々なレシピがあます。ヘルシーで栄養を考えたものが多いので私たちの普段の献立に応用できるものもあります。嚥下機能が低下しても、認知症になっても「おいしい」という喜びは私たちと同じはずです。私たちが毎日の食事を楽しみにしているように、高齢者の方にも食の喜びを感じてもらえるような献立を作れるようになりたいですね。
自宅介護の方は配食サービスを利用するのも一つの手です。その人にあった食事形態や栄養バランスを考えた食事を自宅まで届けてくれるので、日ごろの家事の負担軽減にもなりますよ。