介護職のネイルはOK? NG?

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介護職のネイルはOK? NG?

はじめに

初めて介護職で働くときには、いろいろと気になるポイントも多いもの。
特に女性は身だしなみに関してどこまでOKなのか、気になることが多いですよね。
髪の色やファッションと合わせてよく女性介護職員から質問が挙がるのが「ネイルはどこまでOKなのか?」

介護職としてネイルはどのようにするのが正解なのでしょうか。
働く施設によって差はありますが、一般的な介護職のネイルのOKとNGのボーダーライン、限られたルールの中でネイルを楽しむコツをご紹介したいと思います。

1. そもそもネイルNGの職場が多い

介護職における身だしなみの細かなルールは、それぞれの職場によって異なります。
ルールがゆるい現場もあれば、厳しく設定されているケースもあるでしょう。
残念ながらネイルについては、禁止されている施設が多いのが実情です。

介護業務は利用者さんに直に触れる機会が多く、長い爪や大きな装飾は利用者さんを傷つけてしまうおそれがあります。
また爪の間に雑菌が入り込んで清潔を保ちにくい点、利用者家族から見て派手なデザインのネイルをしているケアスタッフに身内を任せたくないという意見が多い点から、ネイルを禁止されているケースが多いのです。

2. 中には「ネイルOK」という施設も。OKのボーダーラインは?

全ての介護施設が「ネイルNG」というわけではありません。
中には、「派手になりすぎないものならOK」と、条件付きで認めている場合もあります。
この場合、利用者(利用者家族)に不快感を抱かせず、また安全・清潔を守るための意識が求められます。

・薄いピンクやベージュなど、目立ちにくい色を選ぶ
・爪は常に短く丸くカットしておく(「ラウンド」と呼ばれる強度も強い形です)
・剥げかけ、伸びっぱなしなど、汚い状態で放置しない
・大きいパーツは付けない、シールや埋め込み型のシンプルなパーツに留める

「利用者の安全」「自身の清潔」を保つことが大前提と言えるでしょう。
「オフィスネイル」「シンプルネイル」といった清潔感のあるデザインを用意しているネイルサロンもたくさんありますので、限られた条件下であればネイルを楽しむことも十分できそうですね。

3. ジェルネイルは機能面でも◎ お手入れは欠かさずに

職種柄、手を洗ったり消毒したりする機会が多い介護職では、指先のトラブルを訴える方も多いです。もともと爪が弱い方にとっては、すぐに爪が欠けてしまったり、薄くボロボロになってしまったり…というケースもあります。

ジェルネイルを施しておけば、ジェル状の樹脂が爪を保護すると共にしっかりと補強してくれるので、爪先のトラブルを防ぐことができます。
クリアネイルであれば目立つこともありません。
ただ自分でジェルを剥がすことは爪にダメージを与えてしまうので、爪の短さを保つためにも最低でも3週間に1回はサロンでお手入れをするようにしましょう。
職場のルールを守りながら、爪先のトラブル解消のために活用するのもおすすめの方法です。

4. どうしてもNGなら休日に思いきり楽しみましょう

介護の現場ではまだまだネイルについて否定的な意見が多いのが現状です。
ネイル一切禁止というルールでは、それを破るわけにはいきません。
仕事は仕事、と割りきってプライベートで思い切りネイルを楽しむようにしましょう。

ジェルネイルは簡単に剥がすことはできませんが、マニキュアであれば、すぐに落とすことができます。
最近は剥がせるマニキュアやデザイン性のあるネイルシールもありますので、お休みの日だけネイルを楽しむことは十分できるのではないでしょうか。


女性としてはどんな職業であってもおしゃれは楽しみたいものです。
ただその職場のルールや仕事の特性などTPOに合った方法は守っていかなければいけませんね。
利用者さんにもネイルを施す「メイク療法」があるくらい、おしゃれやメイクは女性に活力と癒しを与えるのです。
ルールさえしっかり守れば介護職でも十分ネイルを楽しむことはできますので、これを機にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。



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